大病院に風邪で行くと・・・

今年4月より大病院の受診に制限をかける制度が導入されています。

対象となる「大病院」とは「特定機能病院および一般病床500床以上の地域医療支援病院」となっております。

大学病院や医療センターなどはまず当てはまると考えて良いでしょう。

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どういった制限かと言いますと大病院を受診される際、

開業医からの紹介状なしの場合は5000円、

開業医の紹介の申し出を受けたのに再診で来た場合は2500円、

定額負担を求められることになります。

もちろん保険対象ではありませんので、全額実費負担です。

がんなどの疾患は対象ではありませんが、高血圧や糖尿病など生活習慣病で大病院を受診される患者さんはまず対象となってくるでしょう。

 

国はこれまでも大病院では急性疾患や難しい病気の治療に集中してもらって経過が落ち着いてきた方や風邪受診の方などは開業医で診るという役割分担を誘導してきました。

大病院の負担軽減のためです。

今回の定額負担導入はそれをさらに推し進めることでしょう。

MRとして現場を回っている立場としては、患者さんの極端な大病院志向を感じます。

大病院の負担軽減のためにも今回の制度には賛成です。