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基本的には眉唾記事だが・・・②

医療・疾患

前回に引き続き週刊現代(6月11日号)に掲載された記事

「ダマされるな! 医者に出されても飲み続けてはいけない薬」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48812?page=8 について、今回も取り上げます。

記事に対して否定的な私ですが、納得できる指摘が2点だけあります。

前回の更新で一つ取り上げましたので、今回はもう1点について書いてみたいと思います。

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今回は、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎で使われる「セレスタミン」という薬について。

以下抜粋いたします。

 

《アレルギー性鼻炎やアトピーでしばしば処方されるセレスタミンも注意が必要だ。これは抗ヒスタミン剤とステロイドの合剤だが、「医師が単なる抗ヒスタミン剤だと勘違いして処方することがある」(浜氏)という。

「実は長時間作用型ステロイドのリンデロンが入っており、副腎の働きを抑えてしまう。半年、1年と長期間使って薬をやめると、自前のステロイドホルモンが出なくなっているために、禁断症状として血圧が下がってショック状態になることがあります」(浜氏)》

 

セレスタミンは1966年発売の古い薬ですが、特に花粉症の時期になるとよく使われていた薬剤でした。

しかし、最近はより安全性の高いアレルギー性鼻炎の薬が発売されているため、使用頻度は少ない薬剤です。

 

この薬剤の問題点は、記事でも指摘されている通り、ステロイドが配合されている点。

ステロイドは炎症や自己免疫を抑える働きがありは即効性があるので、患者さんからの評判は一時的に良いのですが、長期間服用している人が止めると禁断症状が出てくるので厄介です。

また、副作用として骨密度低下、血糖値上昇、血圧上昇、消化性潰瘍などなど副作用が多い点も問題です。

 

ということで、セレスタミンは使用頻度が減ったわけですが、症状を抑える効果は強いため患者さんの受けがよく、花粉症シーズンなどで安易に使う医師もまれにいます。

糖尿病の患者さんにセレスタミンが投与されていて、血糖コントロールのために止めたいのだが、(禁断症状を恐れて)止めれずに治療に難渋しているという話はしばしば医師からお聞きします。

 

花粉症で医療機関にかかる患者さんもいらっしゃると思いますが、セレスタミンが処方された際は医師もしくは薬剤師に確認いただくことをぜひお勧めします。