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心臓と腎臓のかかわり

今日は心臓と腎臓は位置こそ離れていますが、密接に関連しているという話をいたします。

 

心不全となり心臓の機能が低下すると、全身の血液のめぐりが悪くなりますので、代償機能として血圧をあげて循環血液量を増やそうとします。

その循環血液量の調節を行っているのが、実は腎臓なのです。

腎臓はアンジオテンシンⅡという昇圧物質の働きによって、循環血液量を増やしていきます。

つまり、腎臓は体液を増やそうとするのです。

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しかし、一方で心臓は機能が低下しているので、血液が溜まっている状態となっています。

そこで、心臓は利尿ホルモン(ANPやBNPといいます)というものを分泌させて、循環血液量を減少させようとします。

つまり心臓は体液を減らそうとするので、腎臓とは矛盾したことを行ってしまうのです。

この矛盾したメカニズムが続くとやがて、腎臓の影響が強くなり、心不全はますます悪化していくことになります。

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高血圧という疾患は循環器内科の先生が専門というイメージがありますが、本来は腎臓も大いに関わっています。

しかし、当の循環器内科の先生方も当然のように自分たちが高血圧の専門と思っています。

なぜなら循環器専門の医師は一般的にはプライドが高い先生が多く、自分たちを花形と思っており、腎臓内科医を少し低くみている傾向があるからだと感じます。

以上、蛇足でございました。