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高安病

医療・疾患

日本人の名前がついている疾患は珍しいのですが、その1つが高安病です。

英語表記でも、「Takayasu arteritis」となっています。

現在の金沢大学医学部の眼科教授であった高安先生により、脈が触れず虚血性網膜症をきたす疾患として、報告されたため、この名前が付いています。

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(高安右人先生)

 

どんな疾患かというと全身の動脈に炎症が起こり様々な症状がおこる疾患です。

原因は不明と言われていますが、自己免疫疾患によるものと考えられています。

また、特に日本人の若い女性に多いと言われております。

 

どんな症状が起こるか以下にまとめてみます。

一部の動脈だけでなく、全身の動脈に炎症が起きてしまうので、症状も多岐にわたります。

・脈が触れない

・血圧上昇

・血圧の左右差および下肢・上肢の差

・めまい、頭痛、失神

・失明

・狭心症・心筋梗塞

・発熱

・動脈瘤の形成

 

治療は、ステロイドや抗血小板薬による対症療法が中心です。

狭窄がひどい場合は外科手術やPTA(経皮的血管形成術)が行われます。

このように非常に厄介な疾患ですが、

他の疾患と同様、早期発見によって予後はだいぶ良くなります。

 

特効薬はない現状ですが、診断技術も進歩しているので、日ごろの健康診断をしっかり受けることがやはり重要なのでしょう。