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下肢静脈瘤

下肢静脈瘤について今回は取り上げます。

下肢静脈瘤では、以下のように脚の血管が浮き出ているような症状が出ます。

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立ち仕事をしている女性に多いと言われていますが、良性疾患なのですぐに危険がおよぶわけではありません。

 

そもそもの話からですが、血管には動脈と静脈があるのはご存知かと思います。

簡単に言えば、動脈は心臓から血液を全身へ運ぶための血管、静脈は全身の血液を心臓の戻すための血管です。

静脈には動脈にはない弁がついていること、動脈性疾患は血管そのものが狭窄したり詰まったりする疾患が多いのに比べて、静脈性疾患は血栓ができその血栓が様々な血管に飛んでいくことで引き起こされる疾患が多いのが特徴となります。

 

静脈の構造を見ていきましょう。

以下の図のように静脈には、深部静脈と表在静脈があります。

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血液は深部静脈を通って、心臓に戻っていきます。

深部静脈は脚の中心部を通っているのに対して、表在静脈は深部静脈から枝分かれし脚の皮膚表面の近くを通っています。

 

静脈性疾患で、命に関わるのは深部静脈です。

深部静脈で血栓ができてしまうと、肺動脈に飛び肺動脈を詰まらせる肺血栓塞栓症(PTE)などを引き起こしてしまい命の危険が起こります。

一方、表在静脈はすぐには命には関わりません。

下肢静脈瘤は表在静脈に関連する疾患なので良性疾患と言われるのです。

とは言っても、表在静脈にできた血栓が深部静脈に移動してしまうこともあります。

 

見た目以上に過度に心配する必要はないですが、病院で診察してもらってケアすることは大事でしょう。