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最近増えた配合剤

ここ10年くらいでしょうか、既存の薬を組み合わせた配合剤が一気に増えております。

特に、高血圧・糖尿病などの生活習慣病領域で増えています。

たとえば現時点で高血圧薬で13種類、糖尿病薬で6種類もの配合剤が発売されております。

 

配合剤のメリットは、服薬剤数を減らせることに加え薬価が安く算定されていることもあります。

高血圧の配合剤であるレザルタス配合錠HDはオルメテック、カルブロックという薬の配合剤なのですが、

オルメテック20mg+カルブロック16mg=112.8円+57.6円=170.4円

レザルタス配合錠HD=138.3円

となり、30円ほどお得となります。

配合剤に変えることで患者さんの自己負担も安くなるケースは多いでしょう。

 

また、奇妙な話ですが、ザクラスというアジルバとアムロジピンの合剤に関しては、

ザクラスHD131.6円、アジルバ139.8円と単剤の方が配合剤よりも高いという現象まで起こっています。

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デメリットは用量調整がしにくい、副作用が起きたときの原因がはっきりしない、数が多すぎて配合剤の名前を聞いても何と何の合剤なのかわかりにくい、などがあります。

 

製薬メーカーの立場から言えば、配合剤は単剤のジェネリック対策という側面が強いです。

配合剤に切り替えてもらうことで、少しでも特許期間を延ばしたいと考えています。

 

患者さんにとっても、配合剤は上手く活用すれば服用剤数が減り、金銭負担も軽くなります。

今後ともたくさんの配合剤が発売されていくでしょう。