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1日の血糖変動を把握する

血糖値は空腹時血糖値やHbA1cだけで管理するのは不十分、

血糖の変動も考慮する時代だと以前の更新で書きました。

その血糖変動を正確に測定できる機械があることをご存知でしょうか?

 

それは持続血糖モニター(CGM)という以下の機械です。

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ご覧のように腹部に装着するだけで、

連続して皮下の間質液のグルコース濃度を測定し、血糖値を推定できる装置です。

最大6日間まで保険適応可能ですが、3日間くらい測定することが多いようです。

注射針を刺す方法ではないので、痛くありません。

現在はもっと小型化された機械も発売されており、患者さんは入浴を含めて日常生活を普段通り送ることができます。

 

1型糖尿病患者と血糖値のコントロールが難しい2型糖尿病の患者に保険適応で使用が可能ですが、医療機関側からすると保険適応ができるための施設基準(①常勤の糖尿病専門医2名以上、②持続皮下インスリン注入療法(CSII)を実施している)が厳しく、実施できる医療機関は限られるのが現実です。

近隣の開業医だけでなく、1人でやっているような糖尿病専門クリニックでもおそらく導入はしていなく、大学病院や地域の中核病院しか行っていないでしょう。

 

ただ、この測定を使えば正確に血糖変動を把握できます。

f:id:frontia:20160607221630j:plain(例)

インスリン注射の調整は容易になりますし、正確な食後血糖値や無自覚の低血糖も把握でき治療には大変有効です。

機械が安価になり普及すれば、糖尿病治療はさらにやりやすくなるでしょう。