乳幼児の予防接種スケジュールが過密
当ブログでも紹介させていただいているように、
乳幼児を対象として様々なワクチンが開発されております。
ワクチンにはよって病気を防げるようになっていることは非常に喜ばしいことなのですが、その一方でワクチン接種のスケジュールが大変過密になっております。
まずは、以下の表を見ていただきましょう。
0歳~2歳の間が特に過密になっているのがお分かりいただけるかと思います。
定期接種だけでも、
・ヒブ(4回接種)
・小児用肺炎球菌(4回)
・BCG(1回)
・4種混合(4回)
・3種混合(4回)
・ポリオ(4回)
・麻疹・風疹(2回)
・水ぼうそう(2回)
とこれだけあります。
これに加え、任意接種のロタ(2~3回)、おたふくかぜ(1回)も受けておいた方が有用性が高いと言えます。
ワクチン接種をする際は、多くの小児科クリニックでは予約制になっていますが、
当日の体調次第ではワクチン接種ができないこともあります。
保護者の仕事の関係で再度来院することが難しい場合もあるでしょう。
そして、多くの地域で小児科クリニックは、(特に冬場は)患者さんでごった返しており、予約を取るだけで大変です。
そんな状況に対処するためにワクチンの同時接種が学会から勧められています。
原則は、不活化ワクチンで6日以上、生ワクチンで28日以上接種間隔を空けないといけないのですが、そんなことをやっていては、必要なワクチンが対象期間で接種できないからです。
それにしても、冬場の小児科クリニックの混雑は半端じゃありません。
混雑が解消されて、予約が取りやすくなれば保護者の負担も軽減されると思うのですが・・・。