博多駅のクロワッサン

今回のグルメ情報はクロワッサンを紹介します。 博多駅構内にある「il FORNO del MIGNON」(ミニヨンと呼ばれてます)です。 福岡や新幹線を利用する九州の人にはかなり有名なお店です。 ベタですいません・・。 近くを通るといかにも美味しそうな甘い匂いが…

子宮頸がんワクチン一斉提訴

子宮頸がんワクチンを接種し、健康被害を受けたとして63人の女性が国と製薬会社2社(グラスソスミスクライン社、MSD社)を訴えて、集団提訴したニュースが入ってきました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160728-00010001-nishinp-soci 今日はこのニ…

調剤薬局で後発品を勧められるのは・・・

医療機関で診察をしてもらい、薬は近くの薬局(調剤薬局)でもらうことを「院外処方」と言います。 昔は、薬も医療機関でもらう「院内処方」が当たり前でしたが、現在は「院外処方」が7割を占めるくらい主流になっています。 その調剤薬局で後発品を勧められ…

糖尿病治療薬・アクトス

このブログでは数々の糖尿病治療薬について取り上げてきましたが、今回はまだ取り上げたことがないアクトスについて書いていきます。 アクトスはチアゾリジン誘導体と呼ばれるタイプの薬です。 このタイプに属するのはアクトスしかありません。 これまで取り…

いちき串木野市の海鮮ランチ

今日のグルメ情報は、鹿児島県いちき串木野市から。 いちき串木野市は鹿児島市内から北西方向に車で約1時間かかるところにある田舎都市で、高校野球で有名な神村学園が広い敷地を構えております。 そんな立地にある「照島海の駅 食堂」ですが、昼時になると…

基本的には眉唾記事だが・・・②

前回に引き続き週刊現代(6月11日号)に掲載された記事 「ダマされるな! 医者に出されても飲み続けてはいけない薬」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48812?page=8 について、今回も取り上げます。 記事に対して否定的な私ですが、納得できる指摘が…

基本的には眉唾記事だが・・・①

前回の更新で取り上げた週刊現代(6月11日号)に掲載された記事 「ダマされるな! 医者に出されても飲み続けてはいけない薬」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48812?page=8 について、 基本的には眉唾ものだというのが私の認識ですが、 納得できる…

飲み続けてはいけない薬リスト

先週発売の週刊文春7月21日号に先月週刊現代(6月11日号)に掲載された記事「ダマされるな! 医者に出されても飲み続けてはいけない薬」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48812?page=8 に対する反論記事が掲載されておりました。 gendai.ismedia.…

鹿児島の懐石料理

本日のグルメ情報は鹿児島から。 「遊花膳 こうの」という店を紹介します。 懐石料理のお店で、一品一品に工夫が凝らされていて、MRが接待で使うようなタイプのお店です。 個室が4部屋ほどのこじんまりとしたお店ですが、味は確か。 鹿児島の市街地である天…

糖尿病性神経障害・疼痛の治療

以前も更新した、糖尿病性神経障害について取り上げます。 神経障害の成因に関わる薬はキネダックという昔からある薬だけなのですが、 神経障害から起こる疼痛への治療薬は最近選択肢が増えてきております。 通常痛みを訴える患者さんにはボルタレンやロキソ…

参院選関連の話題

昨日は、参院選の投票日でした。 このブログでも関連の話題を取り上げてみたいと思います。 参院選には組織内候補と呼ばれる業界団体が国政において利益を代弁させる候補が多数立候補します。 今回、自民党の比例代表に立候補し、見事当選した「自見英子氏」…

小倉のお寿司

本日のグルメ情報は、北九州市・小倉から。 小倉駅そばにある、「満天」という店をご紹介します。 魚の美味しい地域ですが、 ここのお寿司屋も安くて美味しい。 いわゆるきれいなお寿司屋ではないので、 2軒目以降に少しお寿司が食べたいというときに最適で…

糖尿病・DPP-4阻害薬とSU薬の併用

以前の更新でも紹介したDPP-4阻害薬。 http://frontia.hatenablog.com/entry/2016/06/09/215037 ある程度の効果が期待できるのに、低血糖の副作用が少ないということで、現在は糖尿病治療薬の主流となっている薬剤です。 しかし、ここには「単独で使用した場…

糖尿病・SU薬について改めて考える

糖尿病治療薬として古くから使われている薬としてSU薬があります。 初めてのSU薬が発売されたのが1956年ですから、60年の歴史がある薬です。 膵臓からのインスリン分泌を促すことで血糖値を下げる薬ですが、約20年前までは主流で使われており、様々…

糖尿病性神経障害の治療・キネダック

今回は前回取り上げた糖尿病性神経障害の治療について更新します。 まず糖尿病性神経障害の治療の前提は、高血糖を是正することが前提です。 つまり血糖値を下げることが神経障害の治療にもつながります。 その上で、糖尿病性神経障害の成因を抑える唯一の薬…

糖尿病性神経障害・簡易診断基準

糖尿病は様々な合併症があるのが厄介な疾患ですが、3大合併症と言われるのが網膜症・腎症・神経障害です。 その中でも神経障害について今回は取り上げます。 最終的には、足壊疽を起し、足切断をまねくほどの合併症なのですが、血液や尿などの検査では反映…

熊本の絶品塩パン

本日のグルメ情報は熊本から。 「ベーカリー スキダマリンク」というお店を紹介します。 熊本市内の東の方、熊本駅から市電で50分ほどの健軍電停駅そばの立地です。 おススメはここの塩パン。 まさに外はサクサク、中がもちもちという食感で、味もバター塩が…

オーソライズド・ジェネリック

今回はジェネリック医薬品(後発品)についての話題です。 ジェネリック医薬品は、通常先発品の特許が切れてから同じ成分を用いて製造・販売されるお薬です。 先発品と違って開発費用がかからないので安い薬価が設定されており、医療費削減につながるため国…

パップ剤とテープ剤

先週の更新で湿布薬の処方制限について取り上げました。 湿布薬の中には「~パップ」と「~テープ」の2種類があります。 一般には違いは知られていないと思いますので、ご説明をさせていただきます。 簡単にいえばパップ剤は水溶性、テープ剤は脂溶性という…

後発品について

国が強力に進めている医療費削減策に後発品の普及があります。 後発品とは先発品の特許期間終了後に発売される、同じ成分の医薬品のことです。 ジェネリック医薬品という言い方をすることもあります。 特許期間中は先発品を作っている製薬メーカーが独占販売…

鹿児島市の焼き鳥

今日はグルメのお話し。 紹介するのは九州新幹線の終着駅である鹿児島中央駅そばの焼き鳥屋「とと家」です。 鹿児島中央駅周辺に2店舗あります。 まずは、鳥刺し。 九州以外の地域の人には鳥刺しは馴染みがないかもしれませんが、鹿児島の居酒屋ではけっこう…

高齢者糖尿病のコントロール目標値

医師たちが治療の参考に用いるガイドラインは各疾患ごとに数多くあります。 糖尿病も例外ではなく、「糖尿病治療ガイド」が発行されております。 定期的に改訂を重ねているのですが、今年もこの「糖尿病治療ガイド」が改訂されました。 今回の改訂で新たに加…

湿布薬は70枚まで

診療報酬の改定により4月~医療機関が処方する湿布薬に処方制限がかかることになっています。 今までは特に制限はなかったのですが、 特別な場合を除き1回の処方で70枚を超えて湿布薬を出すと、薬剤料や処方箋料などが算定できなくなっております。 今回の狙…

講演会という名の宣伝

前回の更新でもお話ししたように最近は接待がほとんどありません。 では、MRは単に病院訪問だけで宣伝を行っているのかというとそうではありません。 その一つの手法が講演会です。 各製薬会社は、主催もしくは医師会との共催で講演会を頻繁に行っております…

製薬会社の接待事情

「医師とMRとの関係=接待」というイメージを持たれている一般の方も多いかもしれません。 事実、10年くらい前までは私も週に2回程度はなんらかの医療関係者との飲み会に行ってました。 大抵は個室のある高級店で1人1万円~2万円の料理を食べながら、様々な話…

実は最強の糖尿病治療薬!?、ビグアナイド薬

どの業界の製品であっても、新しく発売されたものほど優れた製品であるのが一般的です。 どんどん改良を重ねていくわけですから当たり前ですね。 製薬業界ももちろん例外ではありません。 しかし、糖尿病治療薬の中には古い薬なのに、最近売上がどんどん伸び…

飲めれば良い薬だが・・αグルコシターゼ阻害薬

今回も糖尿病の薬について更新します。 今回はαグルコシターゼ阻害薬(αーGI)。 この薬は、主に食後の高血糖を抑える薬です。 主な薬剤は、グルコバイ・ベイスン・セイブルとなります。 詳しく解説をしてみます。 食事によって摂取された炭水化物は唾液や…

MR泣かせの併売

製薬業界には併売という販売方法があります。 併売とは、全く同じ成分の薬を2社で同時に発売することで、同じ販売名のこともありますが、別々の販売名で成分が同じという場合もあります。 一般的に薬の開発には多額の開発資金が必要なので、資金の関係で共同…

逆転の発想・SGLT2阻害薬

糖尿病は読んで字のごとく尿から糖分が出るほど血糖値が高いという病態です。 尿糖検査は、糖尿病の大事な検査の一つで、尿糖が陽性だと糖尿病が進んでいる状態と判断されてしまいます。 血液中に取り込めないほど糖が溢れすぎて結果として尿からも糖が検出…

糖尿病治療を変えた薬・DPP-4阻害薬②

前回に引き続きDPP-4阻害薬について書きます。 DPP-4阻害薬が支持されている理由は、ある程度効果が期待できるのに副作用が少ないという特徴があるためです。 今回は既存の糖尿病治療薬であるSU薬(アマリールなど)との比較で考えてみたいと思います。 S…